ご挨拶

臨床検査科診療科部長 教授 村田 満臨床検査科 診療科 部長
教授
村田 満

2005年より大学病院臨床検査科 診療科部長(教授)を担当させて頂いております。臨床検査科は大学病院の理念のもと、患者さんに優しく信頼される臨床検査、迅速で質の高い検査と情報の提供、大学病院の専門性を生かした診療・研究・教育の支援、を柱とし、皆様への健康サポートを行うことを業務理念としております。そして、(1)医療サービス向上、(2)安全管理の徹底、(3)経済効率の向上、(4)医療の進歩に対応できる検査体制の構築、を具体的目標として日夜努力を続けております。臨床検査は診療の基本であると同時に、治験や臨床研究と密接に関係します。診療科との連携を重視し、医療の変化に柔軟に対応できる検査科を目指しています。さらに教育研究機能の充実は明日の医療に極めて重要であり、臨床検査の立場から医学部や病院をサポートするとともに、検査における病院間連携にも努力をしております。研究も盛んに行われ、臨床検査医学特有の問題を扱う一方、臨床各科との共同研究として患者に密着した研究を行っています。また当検査科は質の高いサービスを患者と診療各科に提供する為に、臨床検査室の国際基準であるISO15189の要求事項に基づいた品質マネジメントシステムを構築、運用し、下に記載される品質方針を掲げております。

2009年より医学部に「臨床検査医学教室」が設置され、教室員(医師)は医学部教員と病院臨床検査科主任(医師)を兼務しております。臨床検査医学は臨床医学のなかでも基本的かつ横断的な学問分野です。これは日本臨床検査医学会が、日本内科学会や日本外科学会などと並び「基本領域」の18学会の一つに数えられていることからも理解できます。臨床検査医学は、内科系医師はもとより、すべての医師がその基本を習得すべき必須の学問であり、特に現代医療においては臨床検査なくして診療は不可能となってきています。当臨床検査医学教室は学部、大学院、そして研修医の教育や、病態解明の為の基礎研究、先端的検査の研究開発に注力すると同時に実学を重視し、病院組織の一部である臨床検査科と一体となり臨床に役立つ医学研究、医学教育を実践しております。

新たな医療の発展に伴い、今後臨床検査の重要性は益々高まって参ります。病院の診療科部門の一つとして、臨床検査科が21世紀の医学や医療の中で臨床検査や検査医学を先導する存在として更に発展する為に、最善を尽くす所存です。

慶應義塾大学病院検査部における品質方針

 慶應義塾大学病院臨床検査科と輸血・細胞療法センター、病理診断科(以下、検査部)は患者中心の医療を実現することを目的として、質の高いサービスを患者と診療各科に提供する為にISO15189の要求事項に基づいた品質マネジメントシステムを構築し、運用する。

1.検査部は、ISO15189の要求事項に基づき、一般検査、生化学的検査、血液学的検査、免疫学的検査、微生物学的検査、遺伝子検査、輸血検査、生理学的検査、病理学的検査、臨床試験病棟、採血および検査部システム管理の各業務において、迅速で質の高い検査と情報を患者とすべての医療従事者に提供し、大学病院としての高度な医療に貢献する。

2.検査部は、品質マニュアルに定められたISO15189の要求事項に関連する法令および適用規格、さらに品質文書や手順書を遵守することで品質保証を行う。

3.検査部は、品質方針に従い、患者および他の医療従事者より求められているサービスを品質目標に定め、品質マネジメントシステムを運営することでその達成に努める。

4.検査部は、安全な医療の提供や医療サービスの向上のため、品質マネジメントシステムの定期的な見直しを行い、継続的改善を行う。

5.検査室管理主体は、ISO15189の要求事項に基づき、品質マネジメントシステムを管理運営する。