肺機能検査室

スパイログラム検査(肺活量・フローボリュームカーブ)

目的

肺活量(VC)とフローボリュームカーブ(FVC)の2種類があります。
肺活量(VC)は、空気を最大限に吸ったり吐いたりして肺の大きさを測定します。
フローボリュームカーブ(FVC)は、最大限に吸った空気をどのくらいの速さで吐ききれるかを測定して、気道・気管支の通りやすさをみます。
肺の病気が疑われる方や手術前に呼吸機能の評価をするなどの目的で検査を行います。

方法

  1. 椅子に座り、鼻をノーズクリップでとめ、マウスピースをくわえて、口呼吸で測定します。検査技師の掛け声に合わせて検査を行ってください。
  2. [ 肺活量 ]を測定します。
    安静呼吸を数回行った後、「吹いて」の合図で、肺の中にある空気を全部吹き出し、「吸って」の合図で最大限に吸います。その後、もう一度吹けなくなるまで空気を吹き出します。
  3. [ フローボリュームカーブ ]を測定します。
    安静呼吸を数回行った後、「吸って」の合図で最大限に吸い、「吹いて」の合図で勢いよく吹き出し、そのままのスピードで肺の中が空になるくらい吹き続けます。

注意点

  1. お食事や喫煙は検査の30分前に終了しておいてください。
  2. お薬は普段どおりで結構です。
  3. 検査技師の掛け声に合わせていただく検査です。耳の聞こえづらい方は検査の前にお知らせください。

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