頭皮上に電極を装着し、脳の神経細胞の電気的活動を記録する検査です。 。
60分
(お子様の場合、60分以上かかることもあります)
Q. 痛みはありますか?
A. 電気等が流れたりするわけではなく、痛みは全くありません。
Q. 検査時の格好で気をつけることはありますか?
A. 服などを脱ぐ必要はありません。腕時計やネックレスもつけたままで構いません。
頭皮と耳朶に電極を装着するので、ヘアゴム、ピン、イアリング、ピアス等ははずしていただきます。
日中の眠気や入眠状態を評価します。
脳波や筋電図、呼吸のセンサーを装着し、2時間ごとに5回、入眠する様子を記録します。
8時40分~17時30分頃までです。2時間ごとに5回(1回につき20~30分程度)測定し、昼食時を除き空き時間も検査室で待機していただきます。
神経や筋肉の状態を評価し、障害部位や障害の程度を調べます。
神経伝導検査は、末梢神経を体表から電気刺激し、皮膚上に貼った電極から導出される波形を解析します。
針筋電図は、筋肉に針を刺し、安静時および力を入れて頂いた場合の筋肉の反応を見ます。
30分~1時間程度です。
Q. 痛みはありますか?
A. 神経伝導検査は神経を電気で刺激するので、電気刺激のマッサージのような感じです。針筋電図は筋肉に針(採血の針より細い)を刺します。針からは電気が流れるわけではありません。感じ方は人により違いますが、どちらも多少痛みを伴います。
Q. 針を刺した部分は検査後どうしたらいいですか?
A. 針を刺してもほとんど出血はなく、入浴等いつも通りに過ごしてもらって問題ありません。
SEPは、末梢神経、脊髄、脳を通る感覚神経のどこに機能障害が存在するかを調べます。
ABRは、耳から音刺激を与え、その刺激が聴神経や脳幹までうまく伝わっているかを調べます。
SEPは、頭、首、肩、腰、背中などに電極を装着してベッドに仰向けに寝ていただき、上肢の場合は手首、下肢の場合は足首に繰り返し電気刺激を与えて反応を記録します。
ABRは、頭と耳朶に電極を装着してベッドに仰向けに寝ていただき、ヘッドホンで「カチカチ」というクリック音の刺激を与えます。聴力検査と違ってボタンを押すなどの操作はありませんので、検査中は眠ってしまって構いません。
SEPで約1時間、ABRで約30分です。場合によっては長くかかる可能性があります。
Q. 痛みはありますか?
A. SEPは末梢神経を電気で刺激するので、多少の違和感や不快感を伴います。しかし、それほど強い刺激ではないので検査中に刺激に慣れることが多く、人によっては眠れる場合もあります。ABRは、痛み等はまったくありません。
Q. 上肢と下肢のSEPを同じ日に検査することはできますか?
A. SEPは検査時間が長めで、痛みを感じる場合もあるため、上肢と下肢の両方を行う場合はできるだけ別の日に施行します。