血管検査について

運動負荷ABI検査

目的

ABIとは足関節-上腕血圧比のことで、血管の狭窄の程度がわかる検査です。立位でつま先立ち運動を行い、その運動の前後にABIを測定して値の変化を見ます。

方法

  1. .ベッドに仰向けに休んでいただきます。
  2. ABI検査を測定します。
    ①両上腕と両足首に血圧カフを巻きます。お洋服やストッキングを脱ぐ必要はありませんが、厚手のお洋服や締め付けの強いストッキングは脱いでいただくことがあります。
    ②両手首に心電図のクリップ電極を、胸部に心音センサを装着します。
    ③両上腕と両足首の血圧を同時に測定します。記録中は力を抜いてリラックスし、動かないでください。血圧の測定は2回行います。
  3. ベッドの脇に立って運動負荷をしていただきます。手すりにつかまりながら、1秒に1回のペースでつま先立ち運動を30秒間続けていただきます。
  4. 負荷後すぐにABI検査を測定し、安静時と比較します。

注意点

  • 両上腕と両足首の血圧を測定しますので、上腕と足首が出しやすい服装で ご来院ください。
  • 下肢に深部静脈血栓症(DVT)がある方は、検査の前にお知らせください。
  • 人工透析シャントのある方、乳がんなどによるリンパ節郭清後の方など、血圧測定できない部位のある方は、検査の前にお知らせください。
  • お食事、お薬は普段どおりで結構です。

所要時間

20分

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