化学・免疫検査室は、臨床検査科内でも大きな部署であり、報告している検査結果の量も一番多いところです。20名ほどの臨床検査技師で約100検査項目以上の日常検査と緊急検査を担当しています。
CLINILOGで処理する1日約1500件の検体の大半は、外来診察前検査・入院至急検査です。
大量の検体を迅速に処理するため、測定機器に自動搬送可能な大型搬送システムCLINILOG(株式会社エイアンドティー)を導入しています。この大型搬送システムが、血液および尿検体を自動受付、遠心分離(尿を除く)、自動分注、搬送を自動実施することで効率よい検査を実現しています。
一方、新生児検体などの少量検体や負荷試験などの特殊検体、髄液、穿刺液(胸水、腹水など)は自動搬送できないため、検査技師が1件ずつ手作業で適切な前処理を実施した後、検査しています。