安静時12誘導心電図
目的
心臓の筋肉が興奮する際に生じる電気的活動を、身体の表面においた電極で記録します。不整脈、心房・心室の肥大、狭心症や心筋梗塞、WPW症候群、電解質異常、ジギタリス薬物作用、急性心膜炎などの判定に有効です。
方法
- 上半身と手首・足首が出るように、洋服をまくり上げ、ベッドに仰向けに休んでいただきます。
- 両手首と両足首に4個のクリップ電極を、胸部に6個の吸盤電極をつけて記録します。
- 記録中は、力を抜いてリラックスし、動かないでください。記録は30秒ほどで終わります。
所要時間
3~5分
注意点
- 心電図検査のベッドに移動する必要がありますが、起立や移動が困難な方は、検査室でお伝えください。
車椅子に座ったまま検査をすることもできます。
小さいお子様の場合、お膝の上に座ったり、抱っこしたまま検査をすることも可能です。
- ストッキングやタイツは、はいたまま検査をすることができます。
その際は、お水で足首を少し湿らせていただきます。
よくある質問
- 洋服や下着は脱ぐの?
脱がずにまくり上げていただきます。
- アクセサリーをつけたまま検査できるの?
時計・眼鏡・アクセサリーやストッキングを外す必要はありません。
- 結果はすぐにでるの?
検査終了時に自動的に電子カルテへ送られます。
