経食道心エコー検査

目的

胃カメラのように、口から食道に直径約1cmの超音波内視鏡を入れ、心臓を食道から観察する検査です。食道は心臓のすぐ後ろにあるため心臓や大血管の鮮明な画像が得られます。経胸壁心エコー検査で描出困難な場合や心臓の奥にあるものを観察するのに有用な検査です。

方法

  1. 上半身裸(または下着などの軽装)でベッドに横になります。 検査着の用意があります。
  2. 液体の麻酔薬をのどの奥に含んだ状態で約10分間麻酔します。さらにスプレーの麻酔を追加します。少し苦いですが、十分に麻酔した方が検査を楽に行えます。
  3. マウスピースをくわえ、医師の合図で内視鏡を飲み込んでいただき、検査開始となります。
  4. 検査中に呼吸調節をしていただくことがあります。
  5. 検査中、気分が悪くなった場合は、手を挙げるなどしてお知らせください。

所要時間

  • 麻酔実施から検査終了まで、通常60分程度ですが、患者さまの麻酔の効き具合や病気の状態によりこれより長くなることがあります。

注意点

  • 当日の朝から飲食は禁止です。飲食された場合は検査を受けられません。薬を服用する程度の水はお飲みいただいて結構です。
  • 検査当日の薬の内服は主治医の指示に従ってください。
  • 食道に病気のある方は検査ができないことがありますので主治医にご相談ください。
  • 検査前に入れ歯をはずしていただきます。
  • 外来でお渡しした同意書を当日必ずご持参ください(外来で主治医にお渡しいただいても結構です)。なお、検査についてご不明な点があれば当日検査担当医にお尋ねください。
  • 検査終了後2時間は食事や水分は摂らないで下さい。2時間以上経ってから、水を少量飲んで、むせないことを確認してから食事を摂ってください。
  • 検査終了後、外来の方は、なるべく院内で1時間ほど休んでからお帰りください。お車の運転はお避けください。

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