神経機能検査
筋電図検査【神経伝導検査/針筋電図検査】
目的
神経や筋肉の状態を評価する検査です。神経の中を興奮が伝わる速さなどを測定する神経伝導検査と、 筋肉が収縮する際に発生する活動電位を記録する針筋電図検査の2種類の検査があります。
方法
【神経伝導(EMG)検査】
- 神経に電気刺激を与えて、伝わる速さや反応の大きさを計測します。調べる神経によって電気刺激をする部位はさまざまですが、手の検査では手首や肘のあたりを、足の検査では足首や膝のあたりを刺激することが多いです。
- 神経を皮膚上より電気刺激するため、多少の痛みや不快感を伴います。検査で使用する電気刺激の強さは、安全で問題の無い範囲です。痛みや障害が後に残ることはありませんので、ご安心ください。
【針筋電図(Needle)検査】
- 針を刺して筋肉の状態を調べます。筋肉に直接、針を刺しますので痛みを伴う検査です。針を刺した状態で筋肉に力を入れたり、安静にしたりしていただく必要があります。患者様の協力が不可欠な検査です。
- 検査に使用するのは採血針よりも細い針です。出血やあとに残る痛みはほとんどなく、当日の入浴も差し支えありません。
注意点
- 手の検査は肘上、足の検査は膝上まで出していただきます。検査部位が出しやすい服装でお越しください。
- 針筋電図検査では、針を刺すのでまれに内出血を起こすことがあります。また筋肉にだるい様な痛みが残ことがありますが、これは数日で消失します。
- 抗血栓薬を服用している方、心臓ペースメーカーやICD挿入後の方はお申し出ください。
- お食事、お薬は普段どおりで結構です。
所要時間
30分~60分(検査内容によって異なります)
