肺機能検査室
気道可逆性試験
目的
気道を拡げるお薬の吸入前後で肺機能検査(スパイログラム・フローボリュームカーブ)を行い、薬の効果を評価します。
方法
- 椅子に座り、鼻をノーズクリップでとめ、マウスピースをくわえて、口呼吸で測定します。検査技師の掛け声に合わせて検査を行ってください。
- [ フローボリュームカーブ ]を測定します。安静呼吸を数回行った後、「吸って」の合図で最大限に吸い、「吹いて」の合図で勢いよく吹き出し、そのままのスピードで肺の中が空になるくらい吹き続けます。
- 次に、気道を拡げるお薬(気管支拡張剤)を吸入し、15分ほど安静にしていただきます。
- 15分後に再度フローボリュームカーブを測定し、お薬吸入の前後で変化があるかをみます。
注意点
- 検査前日の朝(検査24時間前)から、気管支拡張剤の内服および吸入を中止してください。ただし薬の内服・吸入を中止することにより、喘息発作を起こした場合は、速やかに気管支拡張剤の内服・吸入を行ってください。
- 前日に気管支拡張剤などの内服および吸入をした場合は、検査の前にお知らせください。検査が中止となることもありますので、ご了承ください。
- 中止指示の無いお薬は、普段どおりで結構です。
- 指に酸素モニターを装着しますので、ネイルアート(マニキュアなど)は外してきてください。
- 検査技師の掛け声に合わせていただく検査です。耳の聞こえづらい方は検査の前にお知らせください。
- お食事や喫煙は検査の30分前に終了してください。
所要時間
30分
