経胸壁心エコー検査

目的

心臓は、左心室、右心室、左心房、右心房の4つの部屋と、血液の逆流を防ぎ血液の流れを正しく保つための4つの弁からなり、全身に血液を送るポンプの働きをしています。心エコー検査では、心臓の動き、大きさ、心臓の筋肉や弁の状態、血液の流れなどを観察し、心臓肥大、弁膜症、心筋梗塞、先天性奇形の有無や、ポンプが正常に動いているかどうかを判定します。

経胸壁心エコー検査

方法

  1. 上半身裸になり、検査ベッドに左側を下にして横になっていただきます。これは、心臓をできるだけ胸壁に近づけるためです。40分近くこの姿勢をとっていただくので、痛いところや痺れなどがありましたら、遠慮なく検者にお伝えください。
  2. 胸部に超音波を出す探触子を押し当てて、いろいろな方向から心臓を観察します。この際エコーゼリーを塗ります。これは超音波を通しやすくするもので、体の害になるものではありません。
    探触子を押し当てるため、少々痛みを感じることがあります。我慢できないほど痛い場合は検者にお伝えください。
  3. 肺や骨の影響を避けるため、呼吸の調節をしていただきます。また、画像を記録する際には、繰り返し5秒程度の息止めをしていただきます。

所要時間

  • 検査は予約制で、検査時間は40分程度ですが、病気の種類や患者さんの状態などよって、もう少し時間がかかることがあります。なお、検査機器の台数が限られているため、5~15分程度お待ちいただくことがあります。

注意点

  • 食事の制限はありません。薬も通常通り内服して下さい。
  • 上半身裸になっていただきますので、上下分かれる服装でいらしてください。

検査結果

  • 外来の場合、次回診察時には出ています。

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